こんにちは!金沢の予備校、GREAT GRIT(グレートグリット)です!
石川県の高校生に人気の神戸大学の合格プラン(英語・数学)を公開しています。

石川県の合格者数!

まず初めに石川県の高校別合格者数(過年度生を含む)を見てみましょう!

神戸大2017201620152014
泉丘19172218
小松9677
附属1242
二水6573
桜丘3 11
錦丘1 3 
羽咋1   
星稜2 2 
七尾 5 3
高専    
    
名峰    
輪島   2
金沢   3
神戸大2021202020192018
泉丘19171719
小松512159
附属511 
二水6562
桜丘4422
錦丘3332
羽咋  
星稜3 2
七尾44
高専1 
1 
名峰 1
輪島  
金沢2  
飯田1

第1志望が神戸大学で、第2志望が地元金沢大学と考えている受験生もいると思いますが、傾向が大きく違うので、学習メニューはよく考えないといけません。

神戸大学は、難関国立10大学の中で、共通テスト比率が高めです。[共通テスト:二次試験]は、学部にもよりますが、だいたい[1:1]です。

センター試験が共通テストになり、難易度は上がりました。もちろん、二次試験はさらに難しい。両方の対策をしっかりする必要があります。当然ですが、多くの時間が必要です。

県内の進学校(泉丘・二水・桜丘・錦丘・星稜・金沢)では、早ければ夏休み、遅くても12月から、共通テスト対策をします。共通テスト用の問題集・実践問題集・パック・・・など、学校でするものをしっかりと復習しましょう。それまでに、共通テストに必要な科目の勉強は終わらせておきたいところです。そして、二次対策に十分時間をかけましょう。

神戸大学の英語

金沢大学の試験問題は、英作文を含む英文記述問題がほとんどです。神戸大学の問題は、和訳問題の割合が高いのが特徴です。ちなみに、名古屋大学は前半が神戸大学に近い傾向で、後半が金沢大学に近い傾向です。

大問1〜3の問題だけピックアップします。95点満点です。
● 空所に入る適切なものを選択肢から選ぶ。
● 下線部を日本語で説明。
● 下線部和訳。
● 本文の内容と合致するものを選択肢から選ぶ。
● 内容に関する問題。

大問4が英作文。30点満点です。

大問4の英作文は年にもよりますが、難易度は高めです。英語の学習にかけられる時間が少ない(他の科目にも時間が必要)人は、作文対策はしないで、共通テストと二次試験の大問1〜3までの対策をしっかりしておいた方がいいです。

でも、注意してください。この作戦で神戸大学を目指す場合、共通テスト後に志望校を金沢大学に変更すると、英作文が必要になります。英作文が得意なら問題なし。苦手なら英語に関しては不利です。千葉大学・富山大学・大阪市立大学などは、英作文問題がないか、少ないので、神戸大学の勉強をしていれば対応できます。

それでは、問題構成を書きます。大阪大学・名古屋大学・金沢大学が700〜1000語の長文が2問。神戸大学は500語が3問です。それらの大学と比べると少し短めで、様々なジャンルから出題されます。

最近出題された長文のジャンルを簡単に書きますね。

大問
2021年生物理数,性別AI
2020年自然科学役作り
2019年天体運動バイト代
2018年物理心理学家族
2017年学校科学研究ユーモア
2016年運動集団行動食事会
2015年教育動物カラスの群
2014年医療数学旅人
2013年生物科学旅行

共通テストパックや実践問題集で70%超えるようになったら、あとは様々なジャンルの英文を読めるようにした方がいいです。超定番のこの2冊のうちの1冊だけしっかりやっておきましょう。学校で使っている人もいるかもしれません。

1.速読英単語 必修編

特徴1  様々なテーマの英文を読みながら単語を覚える。1つ1つの英文が短めなのがいい。

特徴2  単語を覚えるためではなく、様々なジャンルの英文を読むために使う。

2. やっておきたい英語長文500

速読英単語をやったことがない人や、やったけど、あまり好きではない人、気分を変えたい人は、「やっておきたい英語長文500」でも問題ありません。どちらかで十分です。

特徴1  500語前後の英文を20問。語数(400〜600語)、難易度(やや難しい)、設問形式(内容理解問題や和訳中心)が、神戸大学の入試問題にぴったり。

特徴2  様々なテーマ、ジャンルの英文が収録されている。詳しい英文の解説付きなので、訳す技術を身につけると同時に、頻出テーマの専門知識も付けられる。

神戸大学の文系数学

文系の試験時間は80分、問題数は3問

まずは共通テストで8割取れるようにしましょう。最初にも書きましたが、共通テストと二次試験の割合が同じなのですから、共通テストで取っておきたいところです。また、二次試験の難易度は共通テスト+αです。ただし、答えにたどり着くために、複数分野の知識が必要だったり、多くの計算が必要だったりします。

数学が苦手なら、、、部分点をねらえ! 数学I・A・II・B

神戸大学頻出の【微分積分・ベクトル・確率】をまず完璧にしましょう。オススメの順番を書きますよ。まずはこの27問をスラスラ解けるようにしてください。
① 13章:ベクトル8問 → ② 12章:1微分積分9問 → ③ 5章:確率10問

特徴  タイトルからは、途中点を稼ごう!というコンセプトに感じるが、実際は良問を丁寧に丁寧に解説されている問題集だ。部分点を取る方法はもちろん、完全解答までを丁寧に導く問題集。

神戸大学の理系数学

理系の試験時間は120分、問題数は5問

次の2冊(数1A2B, 数3 各1冊)と過去問。

理系数学の良問プラチカ

ある程度、数学ⅠA, ⅡBの学習が終わった秋(まだなら迷わず共通テスト対策をしよう)から始める最後の1冊。この150問で完成させましょう。神戸大学の難しい大問はいくつかの小問(1)(2)(3)…とスモールステップで答えに誘導されます。このプラチカも同じような構成です。金沢大学と各問題の難易度はあまり変わりません。しかし、、、試験時間は金沢大学と同じで問題数が1問多いのです。数学に関しては金沢大学と神戸大学では同じ対策でもよいですが、神戸大学の場合、解くスピードが必要です。時間を計って過去問を解きましょう。

プラチカ_テキスト

特徴  解説が必要ないほど解答が詳しいので、そのまま書けるようにすればよい。

数学Ⅲ 実力UP!問題集

合格数Ⅲ

神戸大学の理系数学は5問中2,3問が数Ⅲから出題されます。それなら、数Ⅲもプラチカで・・・と思っても、それは避けてください。数Ⅲのプラチカは難しすぎます。それが問題なく解ける実力なら、他の科目の勉強をしてください。

特徴  数学3の問題集や参考書は、難易度が高いものや、基礎から解説してないもがほとんど。この「合格Ⅲ」は、難易度の高い問題も解説が詳しい。終わったら過去問に入りましょう。