石川県の高校生の憧れ、京都大学の合格プランを公開します。
その前に、石川県から、どれだけの合格者がいるのでしょう。
石川県の高校別合格者数
京都大学 | 2020 | 2019 | 2018 |
泉丘高校 | 18 | 17 | 26 |
小松高校 | 4 | 7 | 2 |
附属高校 | 5 | 5 | 1 |
二水高校 | 1 | 2 | |
桜丘高校 | 1 | 1 | |
錦丘高校 | 1 | 1 | 1 |
星稜高校 | 1 | 1 | |
七尾高校 | 3 | 1 | 3 |
羽咋高校 | 2 | ||
輪島高校 | 1 |
京都大学 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 |
泉丘高校 | 24 | 15 | 27 | 15 |
小松高校 | 5 | 5 | 5 | 7 |
附属高校 | 2 | 8 | 5 | 4 |
二水高校 | 3 | 1 | 3 | |
桜丘高校 | 1 | 1 | 2 | |
錦丘高校 | 1 | 1 | 2 | |
星稜高校 | 1 | 1 | ||
七尾高校 | 2 | 1 | 6 | 2 |
羽咋高校 | 1 | |||
輪島高校 | 1 |
高校ですることと、それ以外にすべきこと。
[センター(共通):二次試験]は、学部にもよりますが、だいたい[1:2]です。共通テスト対策だけではなく、二次試験対策をしっかりしないと合格できません。
県内の進学校(泉丘・二水・小松・桜丘・錦丘・星稜・金沢)では、早ければ夏休み、遅くても12月から、共通テスト対策をします。センター用の問題集・実践問題集・パック・・・など、学校でするものをしっかりと復習しましょう。そして、自分では、二次対策をしておきたいところです。共通テストが終わってから二次対策をしても間に合いません。
しかし、共通テストレベルの問題(マーク模試やパックなど)で75%取れない科目は、その何倍も難しい二次の対策をしても解説を理解できませんので、共通テストの勉強を優先しましょう。そして75%超えたら、共通テストと二次を同じぐらいのウェイトで勉強し、85%超えたら、二次対策だけに集中するとよいでしょう。
京都大学の英語
和文英訳・和訳問題・英作文 がメインです。
和訳問題は長文から出題されます。その長文は、それぞれ500〜600語で、国公立大学の中では特に長くはありませんが、様々なテーマから出題され、内容はとても難しいです。また、和訳は前後関係から「なんとなく」訳したり、文構造を無視して訳しても得点になりません。年によっては、適語補充問題が出たり、作文が2問になったりと若干変化します。2020年は和訳問題が出題されませんでした。
最近出題されたジャンルはこちら。
大問 | 1 | 2 |
2020年 | 動物の認知能力 | アメリカの歴史 |
2019年 | 仮想現実 | 写真 |
2018年 | 人助けの方法 | 資源の活用 |
2017年 | 砂漠化 | 人生 |
2016年 | アメリカの宗教論 | 記憶 |
2015年 | 作曲 | 「無」ということ |
2014年 | 哲学者 | 数学者 |
2013年 | 道徳 | ドアノブ(力学) |
文法語法問題やイディオムなどの、共通テスト対策は早めに終わらせて、やっておきたい2冊+1をご紹介します。
1. ポレポレ英文読解プロセス50

まずは人気のポレポレから。1文1文、丁寧に解説されています。ただし、1回最後まで読んだぐらいでは力は付きません。最低5回は、よく考えながら、繰り返し読んでください。どんな入試の英文でもスラスラ理解できるようになります。秋から京都大学対策を他の科目もやりながらするなら、量や質のバランスを考えてこの1冊がいいでしょう(これでもかなり時間はかかります)。最初は1問30〜1時間ぐらいかかり、1回終わらせるのに2週間ぐらい必要です。その後、週に1,2回は読み、目標1ヶ月で5〜7回。もし、全然理解できない場合は最初に「精読のプラチカ」を数回繰り返してください。
◆特徴◆ 問題を解く必要はないので、通学電車でバスの中で読むこともできる。
◆使い方◆ 最初は1問30分〜1時間。1回終わらせるのに2週間ぐらい必要。その後、週に1,2回は読み、目標5〜7回は繰り返す。
2. 英作文・プラチナルール

私たちは、医師や薬剤師が薬を出す時のように、同じ効果のあるものを同時に処方しないように注意して参考書を用意します。センター対策が終わり、読解対策(ポレポレ)が終わった人なら、細かい文法や文構造は十分マスターできているので必要ありません。ところが、多くの英作文の参考書は、他の英語参考書と重なる部分が多く、まだ時間に余裕がある夏休み前に始めるならとてもありがたいのですが、文法語法・構文の学習は終わった秋に1冊するのは重すぎます。センター対策が終わり、読解対策(ポレポレ)が終わった人なら、細かい文法や文構造は十分マスターできているので必要ありません。これだけで十分です。
◆特徴1◆ 英文法や、文構造の説明はせず、英作文の書き方だけを学べる。
◆特徴2◆ とてもシンプルな解説で、「書き方」だけを学べるのがよい。
3. リンガメタリカ

最後に、ちょっとした空き時間に読むだけでも効果が大きい1冊。京都大学の英語に出題される2つの論説文は、どちらも専門的です。英語を読み書きできるようになっただけでは、解けません。日本語で書かれていても背景知識がないと難しく感じるでしょう。
【特徴】 英文による様々な分野の背景知識の理解と単語力の養成が目的の単語集。読むだけで大きなアドバンテージになる。
京都大学の文系数学
文系の試験時間は120分、問題数は5問
小問や導入が全くないのが京都大学の特徴。途中点も含めて6割は取りたいところです。数学が苦手で他で点を取る作戦でも5割は必要です。文系の数学には「赤:重要事項完全習得編」と「青:実践力向上編」があり、どちらも丁寧な解説が人気です。数学が苦手でも「青」から始めて、過去問の超丁寧解説した「世界一わかりやすい 京大の文系数学」で完成させましょう。特に数学が苦手な人は、赤本の解説ではなかなか理解できない問題もあるでしょう。この黄色本は、京大を目指しているけど、数学だけちょっと苦手・・・と言う人にピッタリです。数学が得意なら、「文系の数学(青)」はやらずに、「世界一」だけでもよい。
1. 文系の数学 実践力向上編

◆特徴◆ 詳しい解説で、ややハイレベルな問題を丁寧に学べる。
2. 京大の文系数学合格講座

【特徴】 答を出すプロセスを1つずつ解説。過去問の決定版。
京都大学の理系数学
理系の試験時間は150分、問題数は6問
1. 文系の数学 実践力向上編

◆特徴◆ 「文系」とあるが、理系の人にもオススメ。詳しい解説で、ややハイレベルな問題を丁寧に解説。
2. 理系数学の良問プラチカ
◆特徴◆ 難易度は 解説が必要ないほど解答が詳しいので、そのまま書けるようにすればよい。問題集なので、学校のチャート式, Focus Goldや、1「文系の数学(青)」が終わってからするのが最も効果的。別解が多く収録されていて、1つの問題をさまざまな角度からアプローチできるようになる。

◆特徴◆ 難易度の高い問題も解説が詳しい数学Ⅲの参考書のような詳しさの問題集。講義形式で馬場先生が楽しく教えてくれる。

◆特徴◆ 難易度の高い頻出問題ばかりの問題集。ⅠA,ⅡB,Ⅲの超重要問題ダイジェスト。重要問題集を学校でもらったけど、問題の多さとシンプルすぎる解説で挫折したならぜひこの1冊をやって欲しい。
5. 京大の理系数学合格講座
詳しすぎる解説付きの過去問「世界一わかりやすい京大の理系数学」の解説を読んで十分理解できるなら、この1冊を何度も繰り返し、マスターすることが、合格への最短距離です。

もし、難しく感じたら、3「理系数学のプラチカ」や、4「数Ⅲ実力アップ」を先にやってください。